読了: 『ドラゴンクエストXを支える技術ーー 大規模オンラインRPGの舞台裏』

読み終えました。ざっと俯瞰する感じで面白かった。とても深いところがあったりとかめっちゃ参考になる〜みたいな本ではないです。タイトルどおり、まさに舞台裏を教えてくれる本という感想でした。

自分のバックグラウンドとしてはweb系の業務システムをやってきていて、webで継続的にサービスを提供することについてはある程度理解がある。一方でゲーム系は全くやっていないので全然わからない。本書ではコンシューマーゲームの売り切りをやってきた人が多い中でMMORPGをサービスとして提供していくことについて描かれている点が多かったように感じた。そういった対比は、サービス提供するということの特徴の再確認と、売り切りゲームの特徴を学ぶという点でなかなかおもしろかった。

3Dの計算などの負荷量はあまりよくわからないのだが、負荷系ではスレッドは活用しないという判断をした点、全部永続化はきついのでKVSを併用してる点などが記憶に残っている。といってもそうだろうねえというくらいの感想でしかないが。

ゲームをつくっていくという点については Luaスクリプトとの二段構成というのが実際どういうもんなのかというのがなんとなく理解できてよかった。大規模ゲームを支えているだけあってツール類が手厚いのもなるほど、という感じがあった。