映画HELLO WORLD感想(ネタバレあり)

hello-world-movie.com

見るか〜って言って見てなかったので見ることにしました。

以下ネタバレありの感想です。

  • 一行さんが可愛かった
    • やってやりましょう
    • 交際というのはなあ、一人じゃできないからなああああああああああああああ
  • グッドデザインは右手で自己修復システムの集合体が堅書くんを倒しにくるときは左手で、創造と秩序でなんか対比してんのかなーと思った
    • とはいえ手をつないだりすると左右の手両方使うからそうでもないのかな
    • 堅書くんと一行さんがどっちの手を使ってたかはあんま見てなかった
  • 伏線というかなんか作品内でのモチーフの使い回しは結構好きだった
    • クッション用にねじりパンが出てくるところとか
    • 言い方忘れたけど、先生の「俺はエキストラだ」とか
      • あれは堅書くんの世界であって先生の世界ではないんだろうなあ
      • 好きなんだけど、でもこれはなんかもにょるところがある。後述
  • 図書カードの1行目書き換えてましたよね?
    • 一行さんはあれに気づいてるんだろうか
    • 気づいてるから起きて一番にあの本について話そうとしたのかな
    • 本直すために徹夜してくれてすごい、この人かっこいい、はわかる気がするんだけど、「なんかww1箱残ってたっすよwwww」で好感度あがるのはあんまり納得できないんだよな
    • でも図書カードとか見て気づく前に惚れた描写が入った気がする、気のせいかも
    • 仮に本直したとしても普通にキモいというかどうやってんの感はある
    • 追記1: 某オタクによると、燃えた表紙みてるので嘘には気づいていて(これは映画もそうだと思う)なんらかの超常的なことをしているのには気づいていた(小説版より)、とのこと
  • 左下半身不随の人、いざというときにあんなにすばやく動けんの?
  • アドレスの重複っていうけどアドレス重複してたら普通に上書きしません……?
    • 量子コンピューティングの世界だとなんか違うんすか?
    • n番目の量子の状態が重なり合ってる的なやつなのかな……
  • おっさん(名前忘れた)とその研究室の説明たりないなーと思った
  • 一行さん、流行に疎そうな割に部屋着がおしゃれでしたね
  • 基本的に虚構世界を壊すことで現実世界がよくなるならOKだと思っているので、僕の中では先生のために堅書くんが泣いてもらうのは、仕方がないことだと当初思っていた
    • その後先生の世界もアルテラ内であることが判明して、新主人公から簒奪者になりさがったわけだが
    • 余談だけどこの入れ子構造は説明を受けた段階で想定してもよかったよなーと思った
    • で、そうすると先生の世界の重要度が(僕の中で)下がるわけであんまり妥当性がなくなってしまう
    • 「現実世界(だと思っているもの)」の中にいることを証明することはできない1だろうので自分の正統性ってのをみんな主張するよなあ
    • そもそも主観的には全部「現実世界」なわけで、俯瞰したときに「現実世界」に重きを置くという僕の感覚もなんかうさんくさいなあ、と思った
  • 一方で、完全マニュアル(だっけ、名前忘れた)にのっとって恋愛させられるの、なぜお前が俺が楽しめたはずの恋愛を指示してくるのか、そこの楽しみを奪う正統性はどこにあるんだっけ、とか考えていた
    • 当時は「現実世界」の人だったのでまあいいことになってるんだけど
    • 自分の中でのこのへんの感覚がよくわからないですね
  • 最後が大階段なの、なんか意味があるんだろうか
    • なんで大階段が最適なのか、とか、階段を降りるってのはなんなのか、という話があってもいいよねえ
    • メタ的に一段下のアルテラに降りるという意味はあるのかもしれない
      • 移動したとき上に向かっていたかというと、横だった気はするが
      • 追記1: 指摘されて思い出したが先生が連れ去ったときは上。世界が崩壊してるから横になってるが基本は上っぽい。
    • 適当に調べたけど天地開闢とかけているわけでもなさそうな気がする
      • 開闢ときくとどうしてもカオス・ソルジャーを思い出してしまう呪いがあるので困った
    • 書いてて思い出したけど、八咫烏だから神武天皇東征か
    • 下鴨神社とかは八咫烏をつかわしたといううんたら神が祀られているらしい
    • 特訓してたのって下鴨神社なんでしたっけ?(ちゃんとみてない)。最初の出会いは伏見稲荷ですよね
      • ブラックホール出して開闢っていうの、なんか恒星のライフサイクルにかけてるんかなあ
    • そういえば稲荷で自己修復システムは狐面か
    • 八咫烏をモチーフにしたのって誰なんだろな。「現実世界」一行さんなのか、先生なのか。
  • 堅書くんにとってはこの話はSFで、「現実世界」一行さんにとっては冒険モノだったのかもなあ
  • 最後の「現実世界」のあれはよくわからなかった
    • というかまあなんかどうとでも繋げられそうな割に描写が少なかったので
    • ハッピーエンド感出したかったのかな
    • 先生の世界、堅書くんも一行さんも消えて地獄な気がするが

総評としては一行さんがかわいかったので100000000000000点です。

こうは言ったがなんだかんだいろいろ考えてたことがわかったのでいい作品だったのではないでしょうか。久々に感想記事を書いたのでそれだけでも意味はあった。


こちらは数年前に君の名はを見たときの感想です

hkdnet.hatenablog.com


2020-01-26 18:18:28 UTC: 箇条書き部分にいくつか追記しました。追記1というラベルを振ってあります。


  1. これはゲーデル不完全性定理とかで言われることが多いが、まあなんか現実世界に適用して正しいのかっていうとうさんくさいよな、って毎回思う