Crystal書いてて気づいたこと
今日はuser agent parserのruby版をcrystalに移植していた。
crystalはv0.18.7を使っているのだけど書いてて気づいたことがあるのでメモ
not nilの推論はインスタンス変数には効かない
crystalは型に厳しいです。変数fooがStringあるいはNil型であるときはどちらの型にも存在するメソッドしか呼べません。
Stringにしかないメソッドを呼ぶときには条件分岐でnot nilであることを保証させます。
# foo : String?とする if foo.nil? # ここではfooはNil型 else # ここではfooはnot nilなのでString型 end
ローカル変数ならこれでおkですがインスタンス変数はこれだとダメです。
class Klass @foo : String? def size if @foo.nil? 0 else @foo.size end end end puts Klass.new.size # Error in line 13: instantiating 'Klass#size()' # # in line 8: undefined method 'size' for Nil (compile-time type is (String | Nil))
いちどローカル変数にとれば通るみたいです。インスタンス変数だと関数スコープ外から変更可能だからかな、って推測しています。
class Klass @foo : String? def size bar = @foo if bar.nil? 0 else bar.size end end end puts Klass.new.size
#to_sと#inspectのoverride
Object#to_s
と Object#inspect
はoverrideするべきではないらしい(usually MUST NOT)
ref: https://crystal-lang.org/api/0.18.7/Object.html#to_s-instance-method
代わりに #to_s(io : IO)
と #inspect(io : IO)
に対してやれとのこと。
def Klass def to_s(io : IO) "this is Klass".to_s(io) end end puts Klass.new.to_s #=> "this is Klass" puts "#{Klass.new}" #=> "this is Klass"
*argsはTuple型
調べればわかるんだけど調べたのでメモ。型違うのでちょっと注意。
def foo(*args) puts args.class end foo(1, 2, 3) #=> Tuple(Int32, Int32, Int32) foo("bar", "foobar") #=> Tuple(String, String)
オフラインリアルタイムどう書くE06 Ruby で解く
問題はこちら:
コードは末尾に。
感想
第一感
ルールがしっかりしてるので適当にclass作って適当に殴ってればなんとかなりそうだなって印象。
テストケースの分量みてもナイーブな実装で特に問題なさげ。
というわけでホゲモンとトレーナーを作ってバトらせればいいかなって感じ。
実装
実際にその通りで問題なかった。 combination / each_sliceあたりがやっぱ便利だった
バグらせたのは2点。
- コピペミスで対戦相手の勝利点が1じゃなくて2増えてしまった
- sortするときにbreakするのを忘れた
心残り
- テストコードが雑
- 光り輝くグローバル変数
- RGBのあたりはmod3とかで回すと簡単になる気がした
- battle_withが引数を変更するのでなかなかびっくりさせられる
- battleをさせる別クラスが必要だった
- ソートがもうちょっとエレガントにできるみたい
- 勝数をマイナスにする
- 勝数 * 100 - idとかにするとか
コード
require 'tapp' class Monster attr_accessor :level attr_accessor :type attr_accessor :hp def initialize(l, t) @level = l.to_i @type = t @hp = @level end def recover @hp = @level end def dead? @hp <= 0 end def battle_with(other) until dead? || other.dead? damage = damage_with(other) if level == other.level other.hp -= damage.first @hp -= damage.last elsif level > other.level other.hp -= damage.first break if other.dead? @hp -= damage.last else @hp -= damage.last break if dead? other.hp -= damage.first end end end def damage_with(other) return [2, 2] if type == other.type case type when "R" other.type == "G" ? [4, 1] : [1, 4] when "G" other.type == "B" ? [4, 1] : [1, 4] when "B" other.type == "R" ? [4, 1] : [1, 4] end end def to_s "#{hp}/#{level} #{type}" end end class Player attr_accessor :id attr_accessor :monsters attr_accessor :count def initialize(id, str) @id = id @count = 0 @monsters = str.split('').each_slice(2).map { |a, b| Monster.new(a, b) } end def to_s puts "player#{id} #{count}win" @monsters.map(&:to_s).join("\n") end def defeated? @monsters.all?(&:dead?) end def head_monster @monsters.reject(&:dead?).first end def battle_with(other) monsters.each(&:recover) other.monsters.each(&:recover) until defeated? || other.defeated? head_monster.battle_with(other.head_monster) end # ひきわけ # raise "これどうすんの" if defeated? && other.defeated? return if defeated? && other.defeated? if defeated? other.count += 1 else @count += 1 end end end class Solver def solve(input) parse(input) @players.combination(2) { |a, b| a.battle_with(b) } sorted = @players.sort do |a, b| (b.count <=> a.count).tap { |e| break a.id <=> b.id if e == 0 } end sorted.map(&:id).join(",") end def parse(input) @players = input.split(',').each.with_index(1).map { |e, i| Player.new(i, e) } end end $no = 0 $fail = 0 def test(input, expected) $no += 1 actual = Solver.new.solve(input) if actual == expected puts "#{$no} ok" else $fail += 1 puts "#{$no} ng" puts "input : #{input}" puts "actaul : #{actual}" puts "expected: #{expected}" end end test("9B,3R2G,1R2B3G", "1,3,2") test("1G", "1") test("1G,1R,1B", "1,2,3") test("8B,3R2G,1R2B3G", "3,1,2") test("6G,9R7B7B", "2,1") test("5B1B,1G1B2R6G,7B6G4B6B", "3,2,1") test("7R,2R9G,6R4B1G6R,5G1G6G", "3,1,2,4") test("2B9G8B3R,4R3G,2B,8B", "1,2,4,3") test("1B,5G1R1B4R,5R,8B9B4G,7G5R8G", "5,4,3,2,1") test("9G5B,6B6R1R5G,7G6G,8B5R,5G7G,2G5B7B", "2,1,3,4,5,6") test("5B,1B8R2B,8G6R4B,4B1G6R8G,3B6G6G5R,7B", "3,4,5,6,1,2") test("2G2G7G9B,6G5G5R,2G,4G,5R,3G8R,6G9R", "1,7,6,2,5,4,3") test("6G7B4R6B,9R4G,6G5B5G3B,6R7G,9B,7G7B8R,5G8G2R,6B8G7B1B", "8,1,6,2,3,4,7,5") test("9B8B2G4B,2B1R,7R6G8R,4R,1G7B7R,4B3B4R,4B3R2R4G,4G9R9R", "1,3,8,5,6,7,2,4") test("5G,3G,9G7G8B,7B,8G6B1B5G,1G3B,5G8R,6G,7B", "3,5,7,8,1,2,4,9,6") test("5B1R5B,6R,7R7R,8B1B,6R1G,7B3R2R,4R3B,6G1R8G,6B4R4R2B,9G5B", "10,1,4,6,9,3,8,5,7,2") test("7R4G1G6R,9B3G3R4G,2G7G,5B,5R8R,9G7R9B,8R7R5G,7B9R1R8R,7R,9R1B", "6,8,7,2,1,5,4,10,3,9") test("3G8B2B8G,7B7R5G,4B9G2R,4G,1G2R5R8R,1B,8R9G7G,7R6B,6B8B,3G3R,3R2R", "2,7,1,3,9,5,8,10,11,4,6") test("5G3B,4B3G,7G8R2B7R,6G,1G,1B,1R9R2R7R,3R4G1R,4B3G2G8G,3B,2B1G,7R", "3,7,9,8,1,4,2,12,10,11,5,6") test("4B2B5G1G,2G2B3R,7G4B9R9G,7R9G,5B,5G3G,7R5R,4B,6G3R4G3G,3R9G,8R9G4R,2R", "3,11,4,7,10,9,1,5,6,2,8,12") test("8R,9R,5R,4G,3G2G1R,5G,4G5G,2G,6G6B1G,8R2G6B2G,1G5B8B,1G,7R", "10,9,2,1,11,13,3,7,6,4,5,8,12") test("2R,4G7G,4R,1G1R7G,5B6G,2G,4B9R,7R2B7R4B,3B1G5G,8B9R,6B1G6R,1R2R,9G2B2R,4R9B", "10,11,14,8,13,5,7,2,3,4,9,1,12,6") test("6R3R3B,1R,7R4B4G,7G9B,4G6G8B,4R7R4B,5R3R,3R,5B2G4R,1B,5B,9B2R,5G4R,6R3R3G", "4,3,5,12,9,14,6,11,1,13,7,8,2,10") test("5B7B,8G,7G,6R9B3B,2B,3G3B8R7B,7R7G6R,4B6B5G,4R4G9R,4B7G6G5G,3B8B1B1G,5G7G2R,1B,2G6G5B3G,4R4B8B", "7,6,9,10,4,12,14,2,8,15,3,1,11,5,13") test("8B9B,6R3B2G,5B,6R2R5R,3R1B,1R1R1B9B,4R4B9G9G,8R2B,6B,1B,2R,4B,6G7R,7G,3G2G7R,7B7G8G", "7,16,1,2,13,6,15,8,9,14,3,4,12,5,11,10") test("8R,4G,8G5G,7G1R1R7R,6R,2G3B5B,7G3R1B,4B9G9G,5R4G5R7B,8B9B1B4G,5G9R1R,8B,7G1B,9B3R,2R9G,6G5G", "9,11,4,8,1,3,7,10,15,5,14,16,6,13,2,12") test("1G3B8G,8R6B9B9B,7B,7R3B5G1B,3G,7B8G9B,2B2G6B6B,2B7G9R1B,2G8B6R8R,3R,9B3G5R2G,5B2R3R5B,8B4B,4G1R,2B,8R1B7B4R,9B", "6,2,9,11,8,1,4,7,16,12,17,13,14,3,5,10,15") test("2B,6G1G6G4R,3B8B3B,9G,1R,3B,7R9G2R,6R1G4G6B,3B5G8G,8G1G3B4R,4G8G,6G2B5B,4G2G5R,1B,4G6G,3G1R9G,8B5R4B7R,4R3B", "7,8,17,10,2,9,13,16,18,4,12,11,15,3,6,1,5,14") test("9G,6B3G1B4B,4B3R2R5G,2R1G,6B6R8B1R,4R3R1R,9R,8R8B,4G,3G9B,6G8B2R,5R8R6G,5B1B7B4B,2R3G1G3B,3R5B4R,8G5G,5G2B2R,8G", "5,11,12,3,8,15,10,16,1,7,2,13,6,18,14,17,4,9") test("7B9R,2B3R1R2R,2G6B3G,6R,8G,6B7B6R,1R1G5B6G,9G,2R6G,7B6B9G5R,5G4G1B7B,4B9R2B5G,2G8B9G9G,8G3B5R,3G,2R,3R2B9B,8B3B,1R", "10,13,14,6,12,1,11,17,8,7,2,3,5,9,4,18,16,15,19") test("8G6B9G,8G,7B4G2G6G,3B8R2R,4R1R3R8B,3G,2R1R,1R9G2B1G,4G8G,8B8B2R8R,2R1R1G,4B2B6R4B,6G9G3G6R,9B6B8R,9R7B,3G,5B4B,4B4G6B8B,4B5G,8B2R", "1,14,10,13,15,18,3,5,8,9,12,2,20,4,19,17,11,7,6,16") puts $fail
ひさびさRubyでtapしてたら諸行無常を感じた
ここ2, 3ヶ月はGolangとjsとCrystalばっかりさわってて最近Ruby全然書いてなかったのですが一昨日からまた書いてます。
Rubyには『メソッド内の最後の評価値が戻り値になる」という言語仕様がありますね*1
そうするとFactoryっぽいものを書いてると、まあ例えばこうなるわけです。
module HogeFactory def create(opt) h = Hoge.new h.fuga = opt[:fuga] h.piyo = poyo(opt[:piyo]) h end end
んで、この最後のhがなんとなく落ち着かなさを演出するので、例えばこんな感じにできます。 参考: [初心者向け] RubyやRailsでリファクタリングに使えそうなイディオムとか便利メソッドとか - Qiita
module HogeFactory def create(opt) Hoge.new.tap do |e| e.fuga = opt[:fuga] e.piyo = poyo(opt[:piyo]) end end end
うん、最後の戻り値のhがなくなってすっきりしましたね。
いま書いてるのってyamlをパースして各クラスにマップするところなんでこういうコードが死ぬほど出てくるんですよね。
そんでずっとdefしてnewしてtapしてendするコードを書いてて思ったんだけど、これほんとにキレイなんすかね……。
賽の河原の地獄なんじゃないかと思ったけど……
というのが昨日の感想で、今朝ブログにまとめてるときに「どっちがマシかといったら下」なんだから別にtapに問題があるわけじゃないなって思い直しました。
我々に本当に必要なのはyaml to objectなmapperなのだなあ。
*1:これは正確な表現なんだろか。「最後の式の評価値が戻り値になる」と書きかけてなんとなくいまの表現にしている
Shippableでまた落とし穴にハマった話 PR作成編
この前こういう記事書いたらそこそこ伸びたようでありがとうございます。
ウチでも使ってるよ的な話は聞けてないので、使ってる方は是非なにか書いてもらえると嬉しいです。
さて、また落とし穴にハマったので日記です。今回のは僕はびっくりしたけどそうでもない人もいるかも。
Pull Request と 環境変数$BRANCH
PR作成したときにハマった落とし穴の話です。
コンボが決まると意図しないデプロイが走ったりすると思うんでお気をつけ下さい。
Pull Request
ShippableではpushをフックしてCIが走ります。まあいわゆるCIサービスとしては普通ですね
実はそれ以外にPull Requestの作成時にもCIが走ります。
なのでPR作成直後は必ずそのPRはCIステータスが黄色(Running)になります。CIが通るまで待ちましょう
僕はCircleCIとShippableくらいしか使ったことがないんですがPR作成時にCIが走るのって一般的なんでしょうか?
環境変数$BRANCH
ShippableにおいてShippable側が用意してくれている環境変数が多数あります。
前回の記事で紹介した $SHIPPABLE_CONTAINER_NAME
や $SHIPPABLE_BUILD_DIR
などもそうです。
そういったCI環境の設定値以外に、メタなデータとしてブランチ名がはいっている $BRANCH
やビルド番号がはいっている$BUILD_NUMBER
などもあります。
topic-aブランチでCIをまわしたときは $BRANCH
は何がはいるでしょうか。当然 "topic-a"
ですよね。
では上述のPullRequest作成時を考えます。topic-aからmasterブランチにPRを作ったときは$BRANCHは何になりますか。
これは "master"
になります。
ふーん……
なんでだよ!!!
いやまあ確かにPR作成時に走るCIなので最終コミットと全く同じ状態でやってもしょうがないんですけど……。
これを踏まえて、「masterの最新の状態をlatestタグをつけてdocker pushしたい」というのはこんな感じになります。*1
条件の前半を省略するとまだmasterにマージされてないPRの段階でlatestをpushしちゃうので気をつけてください。
if [ "$IS_PULL_REQUEST" = "false" ] && [ "$BRANCH" = "master" ]; then docker tag さっきビルドしたやつ hkdnet/awesome_image:master; docker push hkdnet/awesome_image:master; fi;
最初は混乱したこの2つの仕様ですが、以下のように考えたらなんとなく納得できるようになりました。
PR作成 → ということは動作確認の機会がある → これからマージされるやつと同じ環境変数でビルドしたイメージを作りたい
逆に "$IS_PULL_REQUEST" = "true" なら動作確認環境へデプロイみたいな感じのことをするとステキかもしれませんね。
*1:そらで書いてるんで違ったらごめんなさい
Dockerを使っているプロジェクトのCI環境としてShippableを使ってる話
まえがき
みなさん突然ですけどDockerつかってます?
この前とある勉強会でそういう話題になったとき、ぶっちゃけ本番では全然使ってないって感じの反応が多くてそんなもんなのかなあと思ってしょんぼりしてます。
いま僕は開発環境も本番環境もDockerなプロジェクトをやってるんですけど、Docker化するとそれはそれでいろいろ面倒なことがあってまあ面倒です。はい。
この記事はそんな面倒なDockerの中でもCIとCDのところでShippableを使ってみているのでそれについて書きます。
本文
サービスについて
CIサービス業界での立ち位置
公式サイトにもおもいっきり with Docker
って書いてありますね。CIサービスでDockerをウリにしてるのはShippableとCodeShipの2つという印象です。*1
CodeShipはサイトにホワイトペーパー*2があったり、Dockerの何か使うには別途申込が必要だったり、登録後のメールがちょっとめんどくさかったりという理由でいったん放置しています。
特に優れているなあと思う点は、Dockerのキャッシュが残るところでしょうか。
別プロジェクトで使っているCircleCIではbuild + pushで15分くらい待たされるのでなかなかつらいところがありますが、いまShippableを使っていると、pullしないで済んだなーとかbuildここまで使いまわせてるなーなどが確認できて嬉しいです。
あとマスコットがgopherくんの次にかわいいです。
価格
プライベートレポジトリでの利用を含め基本的に無料でいけます。
「並列実行をさせたい!」とか「複数箇所にデプロイしたい!」とかでお金がかかるように見えます。*3
Docker registryにpushするだけなら特にお金がかからないので今ところはタダで問題なく使えています。
複数プロジェクトでガンガンビルドするようになったら並列実行でお金が必要になるかも。
サポート + 情報量
公式のドキュメント(英語)とサポート用GitHubレポジトリ(英語)があります。
日本語情報はみた範囲ではなさそうでした。あってもDocker時代のではなかったので今は参考にならない気がしています。
だからいま書いてます。みんなももっと情報書いてくれー。ツッコミくれー。
GitHubのレポジトリは割と事例が多く、活発に動いているみたいです。参考になります。
いろいろ調べていく中でissue立て逃げの人が多いということも気付きました。解決したなら自分でクローズしようず……
ハマったところ
CircleCIを初めて使ったときとかはなんも気にしないでサンプルのymlをコピペしてそれっぽく直せば動いたんですけどShippableだと全然そんなことないです。
Shippableでは以下のビルドステップを順番にやっています。
役割は名前通りなんですが実行されるコンテナが違います。
CIコンテナで実行されるコンテナは自分で選択できます。
そのコンテナはpost_ci, on_*ステップまで使われ続けます。
そのCIコンテナを準備するためにpre_ciステップがあります。
単なるdocker pullやoptionsだけでCIコンテナの設定が終わるなら不要ですが、ちょっと込み入ったことをしようとするとここでやることになります。
このpre_ci環境もci環境もdockerコンテナとして動いているのが特徴です。というかハマりどころです。
各ステップ内でのdockerコマンド
pre_ciステップでたちあがるコンテナもciステップで立ち上がるコンテナも /var/run/docker.sock
をおおもとのマシン(以下shippable host)と共有しています。
これが何を意味するかというと、ciステップ内でdockerコマンドを実行した場合、実際にはコンテナは「ciステップのコンテナ上ではなく」「ciステップのコンテナを実行しているホスト上に」立ち上がります。
こんな感じのイメージです。
$ docker run --rm hkdnet/foo 誤 | hkdnet/foo | | ---------------| | ci container | | ---------------| | shippable host | 正 | ci container | hkdnet/foo | | ---------------+----------------| | shippable host |
ホストがci containerでないと何が困るのでしょうか。
volume問題
課題
volumeの指定方法は --volume host_path:container_path
です。host_pathなので、ciコンテナ内のパスを指定してもダメです。
この仕様は、こういうストーリーのときに困ります(というか実際これで困った)
- CI対象のレポジトリをとってくる
- docker image化してあるツールとCI対象のレポジトリのファイルをつかって設定ファイルを生成する
- 設定ファイルをもとにdocker buildする
- buildしたimageでdocker runしてテストする
ここで2のときにdocker imageに対してレポジトリをマウントする必要がでてきます。
でも CI対象のレポジトリはci container内にしかなくshippable hostにない のでマウントできません。
こまった。
解決策
ci containerのrunオプションは pre_ci_boot
で指定できます。
なのでci containerの特定のディレクトリをDataVolume化し、DataVolumeをマウントすればOKです。
build: pre_ci_boot: # ci containerの/dataDirをDataVolume化 options: -v /dataDir post_ci: - cp $SHIPPABLE_BUILD_DIR/settings.yml /dataDir/settings.yml # --volumes-fromでci containerを指定 # ci containerは$SHIPPABLE_CONTAINER_NAMEという名前で動いている - docker run --volumes-from $SHIPPABLE_CONTAINER_NAME mycontainer
detachedで残る
CI環境なんだから毎回cleanになってるでしょーって思ったらshippable hostの部分は全然クリーンになってません。
まあキャッシュ残したいんだから仕方ない感じはあります。はい。
で、これでどういうときに困るかっていうとdetachedで実行したコンテナが次回も残り続けます。
そんでportとかのリソース競合起こしたりします。こまった。
on_successかon_failureでstopするか、実行前にstopするか、まあ何かしらの対応が必要でしょう。
テスト実行自体はdocker-composeしているので2つ目のプロジェクトを作った後にようやく気付きました。
プライベートレポジトリ
これよくわかってないのですが、ssh-keyのintegrationを通して/tmp/ssh/hogeに置いた鍵をssh-agent使いつつ bash -e 'git clone private-repogitory' 的なことをやっています。
正しいやりかたわかんないのでだれか助けて。
環境変数
globalとそうでないのがあるのでくせ者。
そもそもShippableでは環境変数毎に並列にテスト実行ができるのだけど、globalと明示していない環境変数はそれぞれのテスト実行時の値になってしまう。
env: - FOO=FOO - BAR=BAR # -> FOO=FOOのときとBAR=BARのときの2回走る。FOO=FOOかつBAR=BARでは走らない # globalならFOO=FOOかつBAR=BARにできる env: global: - FOO=FOO - BAR=BAR # あるいは1行に書けばよいみたい(試したことない env: - FOO=FOO BAR=BAR
あとtokenとかを環境変数にいれるときはブラウザ側からencryptする必要があるのだけど、そのときVALUEを "
でくくらないとエラーになるので注意。
# NG FOO=FOO BAR=BAR # OK FOO="FOO" BAR="BAR"
参考
- Can't mount volume on docker run. · Issue #2353 · Shippable/support
- このissueにかぎらず基本的に本家のdocumentよりissueのほうが事例が載っててわかりやすい印象
だらだらした記事になってしまった。
紹介部分とハマりどころ部分は別記事にしたほうがよかったのかもしれない。
pebble healthからデータを抜きたい(できてない
pebble time roundを使っているのだけど、歩数データとかが入ってるのでそれを抜きたい。
僕はWEBの人間なのでデータを抜いてなんかの形でサーバにHTTPリクエストを投げたい。
世の中そんなことを考える人はまあごまんといる……と思ってたのだけど1つしかヒットしなかった。なんでだよ……
さて、じゃあこれを使ってみるかと思ってサーバをちょっと書いたのだけどうまくいかない。
README.mdを読んでみると
- 指定したURLにPOSTする
- FormData形式
- Keyは好きに決められる
- ValueはCSV形式のがはいる
ふーんと思ってローカルでPOSTを受けるサーバを書いてみた。
そんでpebbleのhttpリクエストはたぶんスマホ経由で接続しにいくと思ったので、じゃあ家のLANに入っておけばOKかなと思って設定した。
でも実際にやってみるとこんな状態になっている。
- iPhoneのSafariからmacのport8080 ← GET/POST OK
- pebbleのhttpリクエスト送るアプリからmacのport8080 ← GET/POST OK
- pebble-health-exportの実行 ← そもそもリクエストがこない
なんでだろう……
というのでここ3日くらいずっと悩んでいる。
Homebrewでbrew updateしたら/usr/local/Library/ENV/scm/git: No such file or directoryと言われてしまう
事象
めっちゃ同じのが出る。
$ brew update /usr/local/Library/brew.sh: line 32: /usr/local/Library/ENV/scm/git: No such file or directory :
対応
brew prune
でよい
$ brew prune Pruned 0 symbolic links and 6 directories from /usr/local $ brew update :
これ同僚に教えてもらったんだけど、brew pruneってなんだろって思って調べたのでメモ
$ brew prune --help brew prune [--dry-run]: Remove dead symlinks from the Homebrew prefix. This is generally not needed, but can be useful when doing DIY installations. Also remove broken app symlinks from /Applications and ~/Applications that were previously created by brew linkapps. If --dry-run or -n is passed, show what would be removed, but do not actually remove anything.
なんかまあ無効なシンボリックリンクどうにかしてくれるらしい。
普通はいらないと言われてるがなんでこれ出たのか不明。
DIY installationsとかかいてあるからtapしてるところとかになんか問題があったのかしら……。
prune自体はミキプルーンのプルーンと同じで、動詞だと「(不要な枝など)を切り取る」って感じっぽい。 gitでも、リモートレポジトリの削除されたブランチをローカル側のリモートブランチに反映させるコマンドがあるのでまあそんな感じなんだろう。
$ git fetch --prune