プレイドオフィス移転パーティー に参加してきました

plaidtech.connpass.com

お邪魔してきました。
たぶん twitter でしか知らない人も何人かいた気がするのだけど、せっかくの機会なので plaid 社の人の話を中心に聞くぞ、ということでブース来訪がメインに据えました。記憶をたよりにどんな話を聞いたのか書いておきます。

とりあえず始まる前に製品のこと知らないし(すみません)聞いとくかーという感じで聞いてきました。というわけで今夏リリースの [Karte live](https://karte.io/product/live/] の話を最初に。

見た感じだとwebサイト来訪者がどんな画面をみてるかリアルタイムに確認できる機能です。ユーザー側がスクロールするとオペレーター側の画面もスクロールされる、というような感じでした。すごーい。web接客ということで、チャットとかのご案内がうまくできるのも魅力ですけどwebサービスのサポートとかに使えるような気もしました。ざっくり話を聞いてるとセッション情報とかイベントとかを全部サーバ側に送信して、ビューアーで再生してるだけっぽいです。reduxっぽいなにか(vue だと vuex ですか?)があればイベントを再生する「だけ」ではあるんだけどいろいろ難しい点がありそうですよね。karteユーザーのサイトがそういう作りしてるかわかんないし。
今ぱっと思いつくだけで「ユーザーとオペレーターでブラウザ/os違ったらイベント再生してもズレちゃうんじゃないの」とか「イベント送信に欠落・追い越しとかがあったらどうすんの」とか「フォーム入力→POSTのイベントとかが複数回発生したりしないの」とか「パスワードとかの入力イベント送らないようにするにはどうするの」とか。実際のパーティ会場ではユーザー/オペレーターの環境差異はどうするんですか、という質問にはビューアー側を頑張ってなんとかしてるという回答を頂いた気がします。嘘言ってたらすみません。イベント送信に関してはよく考えたらそもそも karte 自体がそういうものなのでなんかいい感じに追い越しを並べ替えたりとかできるのかもですね。多少のイベント欠損はなんとかなる気もするし。そういえばパスワード入力フォームとかはそもそも見えないようになんかできるって言ってたから上手いことやってるのでしょう。

あとインフラの話が結構面白かったです。AWS + GCP のマルチクラウドになっていてこの間のGCPのLB障害のときもさっと切り替えて対応できましたー、という話を聞いたのですが、そもそもマルチクラウドになってる経緯が面白かった。AWS EC2上にnode APサーバ群とmongoクラスタを組んで運用してたんだけどmongo部分がスケールせずにGCP上のマネージドサービス(最初は BigQuery 目当てだったって言ってたかな)に移行。でもすでにmongoに入っているデータから移行するのは難しいんだか後回しになってるんだか、まあ両方併用しているのが現状とのこと。うーん、歴史を感じる。
マルチクラウドで障害時にも切り替えて対応できるとはいえいくつか対応できない障害はありそうで、AWS<->GCP間のVPCとかGCPのBQ, Spannarあたりとか、上述のmongoとか外部のマネージドredisとかもだめそう。あと障害時の切り替えってどうやってるんですか?と聞いたら Route53 のフェイルオーバーとのこと。そのへん全然知らんけどそういう機能あるんですねえ……。インフラ周りの知識が浅くて困る。

というわけで参加記録です。全体的に面白かったし、空間的にもいいオフィスでした。