縦型組織が流行ってるけどちょっとしたらまた横型組織が流行るんじゃないの
みなさんのチームは情報共有ちゃんとできてますか?
お仕事の話で「情報共有ができてない」という声はよく聞きますよね。
じゃあ実際「できてる」状態ってどんな状態なんだろなって思うことしきりなわけですが*1
今回はそういう厳密な話は置いといて、組織構造と情報共有について考えたことを書こうと思います。
最近よく聞くやつ
- デザイナーとエンジニアの壁があったので、プランナーとデザイナーとエンジニアをまぜてチームにしました
- 機能毎に必要なメンバー確保してチームにしました
これらの策はデザイナーとエンジニア、フロントエンドとバックエンドという職種毎のチームからプロダクト、フィーチャー毎のチームへの転換といえます。
すなわち、横型の組織から縦型の組織への変更をしています。
その動機
こういう施策をとる場合、解決すべき課題としては以下のようなものがあげられます。
職種感の壁によるコミュニケーション齟齬がつらい ├価値観の違い ├文化の違い └お互いの無知
コミュニケーション齟齬の結果としてアウトプットの質の低下、速度の低下、コストの増加があるので改善したいと。
組織変えればめでたし……?
組織構造変えれば全部うまくいきました最高!めっちゃコンウェイ!
というわけではなく、まあ門外漢でも思いつくものとして、横のつながり希薄にならない?っていうのはありますよね。
具体的には知識・ノウハウの共有の妨げになるのではないか。個人の成長が阻害されないかという点です。
これについては、某所*2では勉強会の開催や元々あったslackチームを活発にするよう頑張ってるという対策が挙げられてました。
そういう事例をみて僕は思ったッス
この組織改革は、以下のような捉え方ができます。
今現在実現できていることと実現できていないことがある。
実現できていないことができるようにするために、いま実現できていることのコストをちょっと上げてでも対応することにした。
この組織が新卒採用をしながら成長していった数年後、そこには縦型組織に慣れた人が存在するはずです。 そうすると逆の課題が発生して横型組織に戻っていくのかもしれません。